vsカイン
試合前
ラングー
 おまえのような若者までもが
 参加しているとは・・・。

カイン
 なにかを やりとげるのに、年は
 関係ないぜ。
 おたがい やるべきことがあって
 ここまできた。そうだろう?

ラングー
 その通り。
 それと、おたがい、
 こんなところで グズグズしている
 ヒマもない。
 ・・・そうだろう?


勝利
ラングー
 おまえにも家族は いよう。
 愛する者たちに
 よけいな心配をさせては ならん。
 そうそうに この場から、たちさることだ。

カイン
 家族か・・・。
 父さんは、今の俺のことをどういうふうに
 見ているのだろうか・・・?

ラングー
 愛する者を おもう心こそが、生きる力に
 なっているのだと、おれは信じている。

カイン
 おもう心、か・・・。
 今の俺は、いったい だれのことを
 おもって生きているのだろうか。
 父さん・・・いや、それとも・・・。


敗北
カイン
 あんたにも事情が あるだろうが、
 俺にも先に進まなければ ならないんだ。

ラングー
 くそぅっ!
 こんなところでグズグズしていられるか!


vsホー
試合前
ホー
 キィーッヒッヒッヒッヒ!
 イキのいい身体を しとるわい。
 斬り刻めば、さぞ カン高い
 かなきり声を あげるじゃろうて!

ラングー
 おい、じいさん!
 じょうだんも、度が すぎると
 シャレじゃ すまなくなるぜ!

ホー
 じょうだんか どうかは、これから、
 おヌシの身体で ためしてみるわい!
 キィーッヒッヒッヒッ!


勝利
ホー
 キィイ〜ッ!
 もう少し、もう少しで、真っ赤な花を
 あたり一面に さかせることが
 できたのにぃっ!

ラングー
 愛する者を すくうためには
 かならず生きのこらなければならない!

ホー
 生きぬく、か。
 若者らしい ことばじゃ。
 しかしのぉ、だからこそ
 ちりゆく時が、もっとも美しいのじゃ。
 そう、あヤツの ちりゆく時も、
 あの黒髪のように
 はかない美しさで みたされておった。
 まっかな大きな花を
 その身に さかせてなぁ!


敗北
ホー
 いつ見ても、赤い色は美しいのぉ。
 ほんに、うっとりとしてくるわい。

ラングー
 くうっ! おれは負けられん、
 負けられんのだぁ〜っ!


vsモンド
試合前
モンド
 力だけでは、勝ちぬくことも
 生きぬくことさえも できはせぬ。
 おぬしのためだ。
 このまま たちさるがよい。

ラングー
 なんと いわれようと けっこうだ!
 わらいたければ、わらうがいい!
 愛する者のためなら、
 おれは、この身を
 炎で やかれてもかまわん!


勝利
モンド
 その力は、ただの力まかせではないな。
 まさしく、かくごからくるもの。
 さきほどの ぶれい
 ゆるして いただきたい。

ラングー
 たしかに、おれの戦い方は、
 いつ生命を おとしても おかしくない、
 あぶなっかしいものだ。
 そういわれても、とうぜんだ。

モンド
 では、ぶれい ついでに もうひとつ、
 忠告させていただこう。
 戦いにおいては、時として
 さけることも必要だ。
 勝利とは生きのこってこそ
 えられるもの。
 だれかが かなしむような戦い方は、
 だれも望みはしない。
 われら夜鬼一族には、
 かなわぬことだがな。


敗北
モンド
 力だけでは勝つことはできぬ。
 心で動きを見きわめれば、力の差はない。

ラングー
 おれは
 ほかの戦い方を知らんぬだぁ〜っ!


vsデューク
試合前
デューク
 なかなかの、つわものと お見うけする。
 むえきな戦いは、よしとは しないが
 どうしても、この血のたぎるのを
 おさえられぬ!
 ぜひとも、
 たち合いを おねがいしたい。

ラングー
 おれは、にげはしない!
 にげていては、
 なにも はじまらんぬだ!


勝利
デューク
 その強さには、なみなみならぬ
 決意が ひめられている。
 負けても とうぜんだ。

ラングー
 おれは、自分自身のために
 戦っている わけではない。
 おれの負けは、家族との わかれを
 意味している。

デューク
 それはいったい・・・。
 いや、聞かないでおこう。
 あなたには、
 あなたなりの事情が あるはず。
 私の戦いに たりないものは、
 それかも知れない。
 だが、私は私のやり方で、
 どこまで行けるものか、
 ためしてみたいのだ。


敗北
デューク
 やはり、
 あの男を たおさぬかぎり、
 うしなわれた ほこりを
 取りもどすことは、できないのか?

ラングー
 なんど たおされても、  おれは はいつくばってでも
 たちあがって見せるぞ!


vsガイア
試合前
ラングー
 おまえが秘密結社とやらのアタマか!
 さあ、家族を かえしてもらおうか?

ガイア
 おまえか、
 ウラン鉱脈の場所を知る者とは、
 ウラヌスが、なにやら
 あわただしく動いていたのは、
 このためか。

ラングー
 いわぬのならば、  力ずくで かえしてもらう!
 おれは気が みじかいんだ!
 ようしゃはせん!


勝利A
ラングー
 家族にキズひとつでも つけていて見ろ。
 おまえらみんな、
 ただでは すまんぞ!

ガイア
 家族をとらえる、か。
 そとぼりから うめていくとは、
 じつに ウラヌスらしいやり方だ。

ラングー
 さらったのは、おまえじゃ ないのか?
 じゃあ、だれがやったんだ!

ガイア
 そう、あわてるな。
 おまえの家族は、あとで帰してやる。
 それよりも、おまえ自身の安全に、
 気を配ることだ。
 ヤツは、ねらったエモノを
 のがしはしない。
 そう、たった今から、
 おまえ自身の運命も大きく
 動き出したのだ。


勝利B
ラングー
 レイラと クリストファーを、
 どこへやった

ガイア
 あわてるな。
 おまえの家族は、解放してやる。
 ふん、ウラヌスめ、
 標的のまわりから しかけるやり方は
 あいかわらずだな。

ラングー
 ウラヌスだと?
 そいつが、おれの家族を さらったのか?

ガイア
 ヤツのことは、今回の参加者すべてが
 知るよしも ないことはもちろん、
 おまえも知る必要はない。
 結社の人間でさえ、
 知る者は かぎられている。
 おまえの家族は、ぶじであったのだ。
 それ以上は かんがえぬことだ。

ラングー
 ふん。 これ以上は
 問いただしたところで、ムダなようだな。
 だが、こんど、なにかあった時は、
 おれのいかりも とまらぬということを
 おぼえておけ!

ガイア
 私もそう ねがいたいものだ。
 さあ、行くがいい。

ラングー
 レイラ、クリストファー。
 この通路を ぬけたところに、
 おまえたちは、いるのだな。
 このくらやみを ぬけた、あの光の中に。


敗北
ガイア
 この ていどの力では、
 愛する者を まもれぬ。
 あのころの私と、かわらぬ。

ラングー
 あと もう少しのところまで、
 きておきながら。 くそっ!


vsショウ
試合前
ラングー
 ん? なんだ、おまえは?

ショウ
 私は旅をしているに すぎない。
 道をあけてくれないか、先をいそぐ。

ラングー
 旅人、だと?
 おまえの瞳には、ふつうの人間では
 とうてい 持ちえない、
 冷たさと強さが やどっている。
 そんな瞳を持つ人間が、
 ただの通りすがりとは思えん。
 レイラとクリストファーに、
 もうすぐ会えるのだ。
 最後まで ゆだんはできん!


勝利A
ラングー
 いくら おれが、戦いの しろうとでも、
 おまえの強さが
 ふつうじゃないことくらい、わかる。
 だが、その剣には殺気がない。
 ふしぎな男だ。

ショウ
 できることならば 意味もなく
 人を殺めたくはない。
 これ以上、私を本気にさせないことだ。

ラングー
 おまえは、秘密結社とは関係ないようだ。
 いや、おれたち、普通の人間とも
 まったく ちがう。
 うまく いえないが、
 まるで、べつの世界からきた者のようだ。

ショウ
 べつの世界から きた、か。
 そうかも知れない。
 私の めざす地は、この世にはないところ、
 なのだろうから。
 そして、あのふたりのいる地も、また。


勝利B
ラングー
 本気で戦って いなかったようだな。
 その瞳には、冷たさと強さと、
 やさしさも やどっている。
 そのような人間が、
 自分から人をキズつけるとは思えん。
 ぶれいを はたらいてしまったな。

ショウ
 あなたにとって、そのふたりは、
 よほど大切な人なのだろう。
 その行動は、とうぜんのこと。
 あまり自分を せめぬことだ。

ラングー
 そういってもらえると、たすかる。
 それじゃ、かってばかりでもうしわけ
 ないが、このまま行かせてもらう。
 なんだか、あんたみたいな人間に出会えて
 よかったって、思えてならない。
 レイラ、クリストファー、
 ここにきたことで、
 いろんな人たちに出会ったよ。
 家に帰ったら まず、
 その はなしを聞かせてやろう。


敗北
ショウ
 大切な人たちが待っているのだろう。
 こんなところで
 生命を おとすことも あるまい。

ラングー
 ここまできて、
 たおれることなど ゆるされん。
 もういちど、
 レイラとクリストファーに会うまでは!


vsクピードー
試合前
ラングー
 さあ、ここが ゴール地点だ。
 レイラとクリストファーは
 ここにいるはず・・・。
 ん? だれだ?

クピードー
 愛する家族のために戦う男か。
ラングー
 おまえ、レイラとクリストファーのことを
 知ってるな!

クピードー
 愛する者への おもいからくる力。
 はたして、その力が どれほどのものか
 ためしてやろう。
勝利
クピードー
 その力が あるならば、
 ウラヌスの思い通りに すんなりことが
 運ぶことも なかろう。

ラングー
 これで本当に最後にしようぜ。
 さあ、レイラとクリスファーは
 どこにいる!

クピードー
 ふたりならば、この先で おまえのことを
 待っている。 行くがいい。

ラングー
 そうさせてもらう。
 レイラ!
 クリストファー!
 今、行くぞ!

クピードー
 今は、しあわせに ひたるがいい。
 これから きさまを待ちうける運命は、
 今までと、くらべられぬほど
 つらいものと、なるのだからな。
 ウラヌスが動き出すのも、
 時間の問題か・・・。


敗北
クピードー
今のきさまには、
愛する者を まもることは おろか、
これからの運命に
たちむかうことは できん!

ラングー
レイラ、クリストファー、
おれに力を かしてくれ!


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