vsデューク
試合前
デューク
 ふむ。私は なぜか、
 サムライと縁が あるようだ。

モンド
 せっしゃは サムライではない
 時間が おしいのでな。そうそうに
 手合わせを ねがいたいものだが。

デューク
 私の出会う サムライは、
 ぶれい者が多いな。
 私のプライドを くすぐってくれる者
 ばかりだ。


勝利
モンド
 勝負あったな。

デューク
 つけいるスキのない、みごとな技だ。
 ・・・完敗だ。

モンド
 もう少し しんちょうに
 相手の でかたを見ることだ。
 力まかせの うちこみは、スキが多い。
 だが、これで またひとり、
 目標とする人間が生まれてしまった。
 しかも、あの男とおなじ、東洋人だとは。


敗北
デューク
 私の剣は最強だ。
 さらに修行をつむことを おすすめする。

モンド
 むう・・・。


vsラングー
試合前
ラングー
 東洋から こられた方、もうしわけないが
 家族の生命が かかっている。
 このまま ひいては もらえまいか?

モンド
 せっしゃも しごとでな。
 それは聞き入れられぬ もうしでだ。

  ラングー
 ならば、しかたがない。
 力づくでも先に進ませてもらおう!

モンド
 すまんな。
 それも聞き入れられぬ。


勝利
モンド
 すでに勝負はついた。

ラングー
 くおおおおおおおぉぉぉぉっ!
 レイラ! クリストファー!

モンド
 くわしい事情は、ぞんぜぬが、
   進むべき道は ひとつでは ないはず。
 あきらめからは、なにも生まれはせぬぞ。

ラングー
 そうだ、その通りだ!
 おれは こんなところで
 たちどまっているヒマはないのだ!

モンド
 あたらしき道は、
 おのれで きりひらくもの。
 すべては そこから はじまるであろう。


敗北
ラングー
 おれは つき進むだけだ!
 それだけだ!

モンド
 いきおいに くっするとは・・・。


vsホー
試合前
ホー
 こんなところで会うとは、
 はたして、ぐうぜんかの?
 ひさしぶりじゃな、モンド・・・。

モンド
 大陸の バケモノか。

ホー
 キィーッヒッヒッヒ! あやかしの者に、
 そのようなことを いわれるとはのぉ。
   しんがいじゃ。

モンド
 ふたたび会うことは ないと
 思っていたのだがな。

ホー
 いちど殺しそこねた者を そのままに
 しておくと ねざめが 悪くてのぉ。
 だが、これでゆっくりと
 ねむることが できそうだわい。
 キィーッヒッヒッヒっ!


勝利
ホー
 クゲッ! なぜじゃ!
 なぜ、わしが やられる!

モンド
 長い血の歴史も、これで終わりだ。
 これでもう、月夜に血の花が
 さくことも あるまい。

ホー
 わしの血が! まっかな血が!
 ながれていってしまう!
 きえていってしまう・・・。

モンド
 その血は、おぬしが今まで殺してきた
 人びとの生命。
 その生命が、土にかえろうとしている。

ホー
 わしは死なん! 死なんぞ!
 この世にまっかに いきづく花ばなが、
 さきみだれる かぎりはなぁ〜っ!


敗北
ホー
 キィーッヒッヒッヒ!
 これでやっと気持ちよく ねむれるわい!

モンド
 せっしゃの血も、そのツメに
 すわれるのか。 むねん・・・。


vsエイジ
試合前
エイジ
 あんた、ただ者じゃねぇな。
 すごい気ハクだ、おしつぶされそうだぜ。

モンド
 おぬしの持つ、その太刀。
 それは、まことの白虎の太刀か?

エイジ
 なんで あんたがコイツの名を?この名は、
 オレが勝手につけてよんでるものなんだぜ?

モンド
 おぬしには、その太刀は むえんのもの。
 いや、今はそのような
 ことばは 無意味だ。
 じかに おぬしの腕に聞いた方が
 はやかろう。

エイジ
 よく わかんねぇが、
 あんたからは にげられそうにもないな。

モンド
 多くはかたるまい。 では、参るぞ!


勝利
モンド
 ふむ、なるほどな。 なぜ 白虎の太刀が
 おぬしの手にあるのか、わかったわ。

エイジ
 負けちまったら、意味がない。
 こいつが いくらスゲェ太刀でも、
 オレには、たからの持ちぐされだ。

モンド
 まだまだ修行は たりぬが、
 素質は眼を みはるものがある。
 白虎の太刀が、おぬしを えらんだのだ。
 しばし、その太刀をあずける。
 精進することだ。

エイジ
 この太刀が オレをえらんだ、だって?
 どういう意味だ?

モンド
 その答えは、おのれで見つけ出すことだ。
 それが、おぬしの宿命だ。


敗北
エイジ
 ふう、なかなか手ごわかったぜ。

モンド
 これが 白虎の太刀にえらばれし者の
 力なのか・・・?


vsガイア
試合前
ガイア
 よくぞ ここまで勝ちあがってきた。
 今回は、たのしませてくれそうだな。

モンド
 ほぉう、秘密結社の最高幹部が
 大武会の最後に あらわれるという情報は
 本当のものであったか。

ガイア
 おまえか、なにやら かぎまわっている
 イヌというのは。

モンド
 それがせっしゃの やくめなのでな。
 まだ、すべてを しらべきっては
 おらぬゆえ、おぬしの口から、
 それを聞き出すとするか。 参るぞ!

ガイア
 ふん! わらわせるわ!


勝利A
モンド
 さて、ひとつ きかせてもらおうか。
 おぬしら 最高幹部の
 うえにいる者のことを。

ガイア
 おまえの やといぬしは、ヤツらか。
 私が そのようなことを
 はなすとは思っておるまい。
 聞くだけムダなことだ。

モンド
 では、もうひとつ、べつの用件を聞こう。
 エトランゼのことを・・・。

ガイア
 ヤツらも あの男に
 きょうみが あるとはな。
 あの男は過去、私をたおした
 ただひとりの人間。
 だが、私をたおしたあと、
 こつぜんと すがたを けしてしまった。

モンド
 おぬしらでも、行方がつかめてないか。
 ならば、ここには もはや用はない。
 どうやら せっしゃから
 出むかねばならぬようだ。


勝利B
ガイア
 あの男以外に、
 私を たおす者が いたとはな。
 おまえの戦いぶり、しかと
 この眼に とらえたぞ。

モンド
 あの男とは、エトランゼのことか。

ガイア
 ほう、そこまで知っているとはな。
 おまえの やといぬしが わかったわ。
 この大武会に参加できたのも、
 ヤツの しわざか。

モンド
 それよりも、エトランゼは、
 今どこにいる?
 知らぬとは いわせぬぞ。

ガイア
 それがヤツらの、もうひとつの目的か。
 あの男の行く道は、われわれの想像の域を
 はるかに こえている。
 ゆえに、会おうと ねがっても、
 あの男と会うことは かなわぬのだ。
 だが、それが運命であるならば、
 いつか、あいまみえることもあろう。


敗北
ガイア
 その ていどの力で、なにを ほざくか!
 この、おろか者めがっ!

モンド
 くっ・・・。 せっしゃの みじゅくさに
 はらが たつわ!


vsショウ
試合前
モンド
 おぬしには、しごとと関係なく
 会いたいと思っていた。
 おぬしが、エトランゼか?

ショウ
 人が、私をなんと よんでいるか までは
 知りえない。
 ほかに用が なければ先へ行くが・・・。

モンド
 待たれよ。
 おぬしに問いたいことがある。

ショウ
 なんだ?

モンド
 そのまえに、さやから
 剣をぬいて いただこう。
 おぬしの剣気に、じかに問いたいのでな。
 えんりょは せぬぞ。


勝利A
モンド
 せっしゃの もとめる答えは、
 おぬしの瞳に やどる かなしみの色、
 そのもののようだ。

ショウ
 私は あなたほどの人から、
 そのように いわれるような
 たいそうな人間ではない。

モンド
 おぬしは今まで、よほどのことを
 見、聞き、感じてきたのであろう。
 せっしゃの想像を はるかに
 こえるものを。

ショウ
 私が そのような人間かは
 わからないが、
 まるで、あの者たちのことを
 いいえているようだ。
 ひとりは主帝、とよばれる者、
 そして もうひとりは、
 あのあかい瞳を持つ・・・。
 私の旅は、かれらとの出会いから
 はじまった。

モンド
 おぬしほどの者に、えいきょうをあたえる
 やからが いるとは かんがえにくいが。
 会って見たいものだな、その者たちに。


勝利B
モンド
 おぬしとの戦いで、
 せっしゃの もとめていた答えの断片が
 見えたように思える。
 おぬしの生きる道が、
 せっしゃの もとめた答えなのだ。
 だが、それは答えであったと ともに
 問いかけでもあった。
 せっしゃの想像を
 はるかに こえるものが、
 おぬしの瞳の おくそこにはある。

ショウ
 ふっ、なかなか きょうみぶかいことを
 いわれる。
 私の追いもとめるものを、
 あなたは すでに、えられているようだ。

モンド
 いや、それは おぬしの方が
 心えているはず。
 よほどのことがなければ、人の瞳は
 そのような かなしみの色にはそまらぬ。
 おぬしが生きる道は、
 シュラの道に ちがいない。
 そして、せっしゃの もとめているものも
 あるいは・・・。
 それが夜鬼一族に生まれし者の
 運命なのか・・・。


敗北
ショウ
 このような結果が、
 あなたの もとめる答えであったのか?

モンド
 この者だけには勝てぬ。
 この者だけには・・・。


vsクピードー
試合前
クピードー
 きさまの運命には つねに人の死が
 つきまとっている。
 今も、そして、これからも。

モンド
 あかい瞳・・・。 そうか、おぬしが
 あの男の いっていた者か。
 会いたいと思っていたところだ。
 生まれし時より、せっしゃにかせられた
 命題の答えをえるためにもな。
 まず、名を聞こう。

クピードー
 これから死に行く者に、名のる名前など
 持ち合わせてはいない。
 きさまの運命の糸は、私が斬るが
 いぞんは ないな。
 あの子の運命にとって、
 きさまを あやつる者どもは
 ジャマ以外の、
 なにものでも ないのだからな!


勝利
モンド
 おぬしの瞳は、あの男と よく似ておる。
 かなしみに そまっているが、
 意思の強さが やどっている。

クピードー
 この瞳の色は 血の色だ。
 運命の糸をつむぎ、そして斬るたびに
 この瞳は あかく そまっていく。

モンド
 おぬしには すべて
 わかっているのかも知れん。
 人は なぜ生まれたのか、
 そして、どこへ行こうとしているのか。
 それを ひとつふぃとつ ひもとくには
 長い年月が必要だ。
 百年か、あるいは千年か。
 それでも せっしゃたちでは
 答えは えられぬかも知れぬ。

クピードー
 きさまに その時間はない。
 ふたたび会う時が、
 きさまの運命の糸が斬れる時だ。
 あの子が生きるためには、ヤツらは
 きえさるしかない。
 きえさるしかないのだ・・・。


敗北
クピードー
 きえされ!
 ヤツラらに かかわる者たちよ!

モンド
 もはや、これまでか・・・。



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