vsモンド
試合前
モンド
 おぬしのような小娘が
 この大武会に参加しているとは。

エリス
 バカにしないでください!
 これでも、それなりのことは
 できるつもりです。

モンド
 とうぜんだ。
 それなりの たいどで
 のぞませてもらおう。

エリス
 わたしも かくごはできています。
 お父さんに会うために。


勝利
エリス
 うっ・・・。 でも、必要以上に
 キズつけないで 終わることができた。

モンド
 やはり、おぬしの意思の強さは
 そうとうなものだった。
 これから先、おぬしの身に
 なにがふりかかろうとも
 かくごは できているようだな。

エリス
 ハイ!

モンド
 生きるか死ぬか、ここは、
 そういう場なのだとおぼえておくがいい。


敗北
モンド
 このまま帰るのだな。
 おぬしには戦いは むかぬ。

エリス
 あきらめない。 こんなところで、
 あきらめたりなんか しない!


vsラングー
試合前
ラングー
 少女よ、なにがあったかは知らぬ。
 だが、きみのような おさない娘が
 このような場所にいてはならん。

エリス
 わたしは どうしても、 これから先へ
 進まなければ ならないんです!

ラングー
 おれにも息子がいる。
 その息子が、きみくらいになった時、
 このような場所にいたならば
 なんと思うだろうか。

エリス
 わたしは お父さんに会うために
 ここにいるんです。
 かなしむ お父さんの すがたでもいい!
 ひと目見たいんです!


勝利
ラングー
 きみのいちげき、いちげきから、
 その決意がつたわってくる。
 きみならば だいじょうぶだ。
 とちゅうで くじけることはないだろう。

エリス
 でもあなたもなにか、大事なわけがあって
 ここにきたんじゃないですか?

ラングー
 おれならば、だいじょうぶだ。
 だいいち、こんなまどろっこしいやり方は
 おれには合わんのだ!

エリス
 わたし、がんばります!
 あなたの ぶんまで!


敗北
ラングー
 きみを これ以上
 行かせるわけにはいかん!

エリス
 わたし、どうしても行かなければ
 ならないんです。 どうしても!


vsソフィア
試合前
ソフィア
 あなたが わたしの相手?
 ウソでしょ、信じられないわ。

エリス
 本当です。わたしみたいな子どもがって
 お思いでしょうけど 本当なんです。

ソフィア
 悪いことは いわないわ。
 このまま、お帰りなさい。
 あなたに大ケガさせてしまうかも
 知れない。

エリス
 それだけのかくごがなければ、
 お父さんには会えないって思ってます!


勝利
ソフィア
 負けたわ。
 ちょっと ゆだんもしてたけどね。

エリス
 いいえ、本当なら、
 あなたが勝っていた はずです。
 あなたは、わたしに
 ケガをさせないように 戦ってくれた。

ソフィア
 そんなに キヨウな女じゃないわ。
 ただ、あなたの、未来を見つづける瞳に
 見とれていたのよ。
 わたしには、多分できないことだから。

エリス
 明るいのだけが、とりえですから。
 あの、最後にお名前を聞かせてください!

ソフィア
 みんなは、ソフィアってよんでるわ。

エリス
 ソフィアさん。
 わたし、あなたのこと、わすれません!


敗北
ソフィア
 少しケガさせちゃったかしら?
 手かげんした つもりなんだけど。

エリス
 これくらいのキズ、なんともないです!



vsカイン
試合前
カイン
 身体じゅう、キズだらけじゃないか?
 キミのような子が、なぜ?

エリス
 これくらいのキズはなんともありません。
 もう少しなんですから。

カイン
 キミがなにをもとめているかは知らない。
 だが、しかし。

エリス
 わかってるんです。
 ここにはわたしみたいな女の子が、
 たち入っては いけないところなんだ、
 っていうことは。
 でも、それでもわたしは、
 お父さんに会いたい!


勝利
カイン
 ダメだ。 おれは、キミに剣を
 つきたてることはできない。

エリス
 わたしは、勝ったんですか?

カイン
 どうしても、キミと、
 娘の成長したすがたがかさなってしまう。
 ナルを斬るわけにはいかない。

エリス
 わたし、それくらいのかくごは
 できています。

カイン
 キミは なにもわかっていない。
 人をキズつけるということが、
 どういうことかを。
 場合によっては、
 相手を殺してしまうこともある。
 キミに それができるか?

エリス
 そんな。

カイン
 それが戦いというものだ。
 そしてそれは、
 自分を一生くるしめることになる。
 これから先に進む時、
 そのことをキモに めいじておくことだ。
 それが、かくごということなんだよ。


敗北
カイン
 こんなことで さがしあてても
 キミのお父さんは よろこびはしない。

エリス
 お父さん・・・。


vsガイア
試合前
ガイア
 おまえが なぜ、ここに?

エリス
 えっ?

ガイア
 いや、なんでもない。
 それよりも、なぜここまできた?
 なにか、わけがあってのことだろう。

エリス
 お父さんが、生きてるかも知れないって。
 お父さんが、闘神大武会に
 かかわってるって。
 だから きたんです。
 大武会の最後まで行けば、
 お父さんに会えるって!

ガイア
 それは かなわぬことかも知れぬぞ。

エリス
 そうかも知れません。
 だけど、それだけのために、
 わたしはここまできたんです。
 多くの人たちを、キズつけて!


勝利A
エリス
 その むねに光ってるの、
 わたしとおそろいの、ぎんのロケット!

ガイア
 おまえは 闘神大武会で、
 最後まで勝ちのこった。
 そして、わたしに勝った。
 それ以外のなにものでもない。

エリス
 だってそれは、なくなったお母さんの
 カタミのロケットとおなじ。
 ちゃんと、ついになってる!

ガイア
 そうそうに たちさることだ。
 じきに、ここも戦場となるだろう。
 ハメツが待ちうけるだけの
 戦いがはじまる。

エリス
 お父さん!ねぇ、お父さんなんでしょ!

ガイア
 私に娘はいない。もう、いないのだ。
 むかえをよこす。その者について行け。

エリス
 待って、お父さん!

ガイア
 これが、きさまのシナリオなのか、
 ウラヌス!
 そうはさせん。
 じごくにおちるのは、きさまだ!


勝利B
エリス
 あなたの むねに光っている、
 ぎんのロケット。
 わたしのと、おそろい!

ガイア
 おまえが勝ったのだ。
 なにが のぞみだ。

エリス
 わたしの のぞみはひとつです。
 お父さんに会うこと!
 あなたは、わたしの・・・。

ガイア
 すべては、運命なのだ。
 おまえが おどり子として生きている
 ということは、それが しあわせな
 人生であることに ほかならない。
 その運命にさからうようなマネは、
 せぬことだ。

エリス
 わたし・・・。

ガイア
 そうそうにたちされ。
 そして、ふだんの生活にもどることだ。
 それがおまえにとってのしあわせなのだ。

エリス
わかりました。
 わたしのねがいは、
 かなえられましたから。
 今はいいんです。
 生きてるって、わかっただけでも。
 それじゃあ帰ります。
 みんながわたしの帰りを待ってますから。
 今はいっしょにいられなくても。
 いつか、きっと。
 ね、お父さん。


敗北
ガイア
 ここは おまえのくるような
 ところではない。帰るんだ。

エリス
 よくないことを してるのは
 わかってます!
 でも、最後まで自分の信念を
 つらぬいてみたいの!



vsショウ
試合前
ショウ
 なぜ、きみはそんなに
 うれいた顔をしている?

エリス
 えっ?
 あ、あなたは だれです?

ショウ
 じきに、ここにはあらしがくる。
 人の運命をも のみこむ
 ハメツのあらしが。

エリス
 ハメツ?なぜ、あなたがお父さんと
 おなじことばを?

ショウ
 今のきみの心では、おそらく
 そのあらしには たえられない。
 この場から、たちさった方がいい。

エリス
 待ってください!
 あなたは、なにを知っているんです?
 教えてくれませんか!
 教えてくださるまで
 ここは通せません!


勝利A
エリス
 あなたは、お父さんとおなじことばを!
 そのフキツなことば、
 もしやお父さんと、なにか関係が!

ショウ
 私は自分におこりうる未来について
 のべているにすぎない。

エリス
 いいえ、わたしはなぜか、無関係だとは
 思えないんです。

ショウ
 運命の輪が、
 まわりはじめたのは たしかだ。
 すべてのおもいが、ひとつのおもいへと
 あつまるために。

エリス
 運命の輪が、まわりはじめる?
 なんなんですか、それは?


勝利B
エリス
 さっき、あなたがいったことば、
 あれは お父さんがわかれぎわに いったことばと
 おなじなんです!

ショウ
 私はこれから、自分の身に
 おこりうることを 口にしたにすぎない。
 これから おこることが、
 そのとちゅうの できごとなのか、
 それとも、この旅のはてに
 待ちうけているものなのか、
 今の私には わからない。

エリス
 それが あなたをハメツに みちびく?
 それに、もしかしたら お父さんも?

ショウ
 未来は自分で切り開くものだ。
 人間は自分の道を自分で
 決めることができる。
 きみのことばから かんがえられることは
 きにも父親は おのれの運命にたいして、
 たちむかって行く道を、
 えらんだのでは ないか?

エリス
 運命は自分で かえていくもの。
 そうですよね、わたしもそう思えるような
 気がします。
 お父さんの未来は、お父さん自身が
 ただしい道だと思って、
 決めたものだということを。
 お父さん、わたしは そう信じてます!
 そして、わたしも・・・。


敗北
ショウ
 少女よ、今はまだ、  答えは みちびき出されはしない。

エリス
 でも、わたしにとっては、
 今知ることが必要なんです!


vsクピードー
試合前
クピードー
 おまえは、? そうか、ウラヌスめ、
 とうとう動き出したのか。

エリス
 えっ?

クピードー
 おまえのおさないころ、あの子と三人で
 よく あそんだものだが。
 おまえが ここにいる ということは、
 すでに運命の輪は まわされたのか。

エリス
 あなたも あの人と おなじことを!
 運命の輪って、いったいなんなんです?

クピードー
 おまえはすでに、まわり はじめた
 運命の輪に まきこまれている。
 ガイアがのぞむにしろ、
 のぞまないにしろ、な。

エリス
 もういちど おとうさんと会うまでは
 どんな運命にでもたちむかって見せます!
 そう ちかったんです!

クピードー
 では、その信念、
 わたしが ためして見るとしよう。
 おまえが、これからの未来を
 生きて行けるかどうかを!


勝利
クピードー
 さすがは ガイアの娘。
 その瞳にかがやく意思の強さ、
 まんざら うそでもないようだ。
 ガイアとウラヌスの戦いに 決着が
 つこうとしている今、
 おまえも、その運命に
 したがうことになろう。

エリス
 わたしは お父さんに会うためだけに、
 ここまできたんです!
 それだけの わたしが、
 ほかに なにかできるとは、
 思えません!

クピードー
 それは、おまえが
 ガイアの娘であるからに ほかならない。
 そして、かかわるのがウラヌス。
 おまえは もはや、この運命の輪から
 のがれることはできぬ。

エリス
 どんな運命が待っていようとも、
 そんなものは自分の力でかえて見せます!
 これ以上、みんながキズつかないためにも
 そして、もういちど
 お父さんに会うためにも!

クピードー
 そのことば、おぼえておこう。
 おまえに待ちうける運命はハメツか、
 それとも・・・。
 その未来、
 しかと見とどけさせてもらおう。


敗北
クピードー
 おまえに これからの未来を
 生きて行く力はない。
 今ここで、おまえの運命の糸は斬れる。

エリス
 お父さん、ごめんなさい。
 わたしは、もう・・・。



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