vsモンド
試合前
モンド
それは白虎の太刀・・・。
なぜ おぬしが？
エイジ
あんたこそ、なんでコイツの名を？
モンド
その太刀は・・・。。
といや、そのようなことは 今は
関係ないこと。
エイジ
そうだな、ちがいない。
おたがい
ワケがあって ここにいるんだしな。
モンド
では参るぞ！
白虎の太刀に えらばれし若者よ！
勝利
エイジ
この世の中に、こんなすごいヤツが
いたなんて。
モンド
おぬしならば、この先、
どのようなことがあっても
のりこえていけるにちがいない。
エイジ
なんだかテレるぜ。
あんたほどの人にいわれると。
モンド
今は、まだ。
だが、いずれは白虎の太刀を持つに
ふさわしい者となろう。
エイジ
よくわからないけど、
とにかくオレは行くぜ。
あんたと会えてよかったよ。
敗北
モンド
いい素質だが 修行がたりぬ。
その太刀、しばらくあずけておこう。
エイジ
グッ！
vsソフィア
試合前
ソフィア
あら、かわいらしい ぼうやね。
わたしと対等に戦えるのかしら？
エイジ
それはオレのセリフさ。
女とは戦いたくない。
ソフィア
女は女でも
わたしは ごくじょうよ。
美しきバラには
トゲがあるっていうでしょ。
エイジ
その自信、おごりなんかじゃないな。
ならオレも全力で行くぜ！
勝利
エイジ
あんあ、もしかして
手をぬいたりしてないだろうな。
ソフィア
えっ？
エイジ
なんか、むかしを思い出しているような。
そんな眼をしていたぜ。
ソフィア
・・・たしかに。
あなたの技を見た時、むかしのできごとが
頭にうかんできたわ。
エイジ
しょうがねぇな、真剣勝負の時に。
むかしに こだわるのも、
たしかに大切だと思うけど、
本当に大事なのは今であり、
明日を生きていくことなんだぜ。
ソフィア
ナマイキな ぼうやね、と
いいたいところだけど、その通りだわ。
今日のわたしは戦士として
失礼なコトをしたと思ってる。
こんど お手合わせする時は、
わたしが勝たせてもらうわ。
エイジ
ちぇっ、美人にゃ弱いぜ。
敗北
ソフィア
口ほどにもない ぼうやだこと。
あんがい はやく終わったわね。
エイジ
うっ。
vsデューク
試合前
デューク
私のことを おぼえているかな、
エイジくん。
エイジ
あれ？
あんたは たしか、あの時の。
デューク
どれだけ この日がくることを
待ちわびたことか。
私はあの日以来、この時だけを
生きる目標としてきたのだ。
エイジ
そうか。
ならオレも全力で やらせてもらうぜ！
デューク
このデューク、
二度と おなじ不覚はとらぬ！
勝利
デューク
なぜだ！ なぜ勝てない！
エイジ
あんたは じゅうぶん強いぜ。
だけど、それだけじゃダメなのさ。
執念だけじゃ 本当の強さを
知ることはできない。
信念だけじゃ、
自分自身を こえられない。
デューク
そうか、そうだったのか。
私は剣の腕を みがくことだけを考え、
おのれの精神修行を
おこたっていたのかも知れないな。
それでは負けてもとうぜん。
きみはとても強い心をもっているからな。
エイジ
よせやい、テレるぜ。
デューク
きみとは また会える日を
楽しみにしている。
エイジ
オレもさ！
また お手合わせ たのむぜ。
敗北
デューク
いったはずだ。
二度と おなじ不覚は とらぬとな！
エイジ
くうっ。
vsカイン
試合前
エイジ
カイン！ カインなのか？
カイン
なんでエイジが ここに？
エイジ
兄さんがこの闘神大武会に
かかわってるって。
それをたしかめにさ。
そういうカインは なんでここに？
カイン
父さんを殺したヤツが
前回の闘神大武会の優勝者らしい。
そいつを見つけ出す！
いや、見つからなくとも、
なにか手がかりが あるはずなんだ！
エイジ
カイン・・・。
カイン
なんでエイジが ここに？
エイジ、どうやらこの戦いの先にしか、
おたがいの 求めるものは、ないみたいだ。
そこに たどりつかない かぎり。
エイジ
カイン！ オレもそう思うよ。
だけど！
カイン
エイジ、おれだってイヤだ！
だけど、おれたち、
そうしなくちゃならないんだよっ！
勝利
エイジ
カイン、すまない。
オレは、オレはっ！
カイン
気にするな、エイジ。
おれだってこんな腕前じゃ、
父さんのカタキを うつことなんて
できやしないだろうしな。
・・・そんな顔するなよ。
それよりも、ショウが見つかればいいな。
エイジ
ああ、きっと。
きっと、さがし出してみせる！
兄さんを、かならずさがし出してみせる！
カイン
そのゲンキがなきゃ、エイジじゃないぜ！
おれも、おれなりにもういちど、
いやなんどでも、かならず手がかりを
さがし出してみせるさ！
エイジ
あいかわらず強いな、カインは。
カイン
フッ、のんきなこといってないで、
さっさといってこい！
敗北
カイン
エイジ、すまない。
エイジ
カイン・・・。
vsガイア
試合前
ガイア
勝ちのこったのは、おまえか？
若いな。
エイジ
だれだ、あんた？
みょうな よろいをつけやがって。
ガイア
戦いぶりは見させてもらった。
その技の数々、たしかにあの男と
うりふたつだ。
エイジ
な！
兄さん！それは兄さんのことか？
なんで兄さんのことを知ってるんだ！
ガイア
知りたくば、
おのれの力で 問いただしてみよ！
勝利Ａ
エイジ
さあ、兄さんと
どういうかかわりがあるのか、
はなしてもらおうか！
ガイア
・・・よかろう。
あの男、ショウは前回の闘神大武会で、
力だけではなく、精神的にも
はかり知れないほどの強さを見せつけた。
あの男ほどの強さを持つ者が、
そばにいてくれたならば、
今すぐにでも たてるのだが！
エイジ
ショウ？ まちがいない、兄さんだ！
兄さんは、今どこに？
ガイア
私を たおしたあと、
いずこともなく さって行った。
聞くところによれば、主帝とも
剣を まじえたと聞く。
エイジ
くそっ、それだけじゃ
なんにも ならない。
ガイア
そうとは かぎるまい。
おまえの一連の行動も また
運命に もとづいたものならば
その運命の糸は一本につむがれていく。
今、まさに・・・。
勝利Ｂ
ガイア
強いな。あのショウという男と
いい勝負かも知れん。
だが・・・。
エイジ
ショウ？
兄さん、それは兄さんだ！
ガイア
おまえの力は、まだまだ
あの男には およばない。
今出会ったとしても、
あの男の瞳のおくに やどる真意を
知りうることは できまい。
エイジ
オレは兄さんに会うために、
ここまできたんだ！
このまま終わるわけには いかない！
兄さんに会うまで、
オレの冒険に 終わりは ないんだ！
敗北
ガイア
みじゅく者めが！ 相手にならぬわ！！
エイジ
くそっ！
vsショウ
試合前
ショウ
エイジ。
りっぱになったな。
エイジ
に、兄さん？
今まで どうしてたんだよ！
さあ、いっしょに帰ろうぜ！
ショウ
私は おまえたちとは
ともに行けぬのだ。
エイジ
なにいってんだよ！
エミだって、すっげぇ心配してんだぜ！
ショウ
私の生きる道は、
すでに おまえたちとは ちがう道だ。
それにエイジ。
おまえは もう私を必要としないほどの
強い人間に成長しているはずだ。
エイジ
バカなコト いうなよ！
オレには兄さんが必要なんだ。
こうなったら、
力づくでも つれて帰るぜ！
勝利Ａ
エイジ
兄さん！こんな戦いに
どんな意味が あるっていうんだ！
ショウ
おまえは強くなった。
それが なぜだか、
かんがえたことがあるか？
エイジ
えっ？
オレはただ、兄さんに会いたいために。
ショウ
今はまだ わからなくてもいいだろう。
それは、永遠の旅路のはてにも あるとは
かぎらないものなのだから。
エイジ
兄さん、いったいなにがあったんだよ！
ショウ
私は旅人として生きている。
ひとつの答えを見つけるために
旅をつづけ、
そしてその答えが見つかるまで、
私は旅人として 生きるだろう。
エイジ。
人はひとりで生きていかなければならない
強さが 必要なんだ。
ふたたび会うことは ないかも知れない。
さよならだ、エイジ。
エイジ
旅？ 答え？
わからない、なにもわからないよ！
どういうことなんだ、兄さん！
教えてくれっ！
勝利Ｂ
ショウ
強い男になったな、エイジ。
エイジ
兄さんのいない あいだ、
ずっと修行してたんだぜ！
エミだって心配してんだぜ。
さあ、帰ろう！
ショウ
おまえと私は すでに ちがう道を
生きている。
おそらくこれからも
ことなる道を 歩んで行くだろう。
私は おまえとはいっしょに行けぬのだ。
エイジ
え？ な、なに、
ワケわかんないコトいってんだよ兄さん。
そのために オレはここまできたんだぜ！
ショウ
エイジ・・・。
人はひとりでで生きていかなければならない
強さが必要なんだ。
私は 旅人としての生きる道を
えらんでいる。
自分の追いもとめている答えが
見つかるまで、その旅はつづく。
エイジ
旅？ 答え？
どうしたってんだよ、いったい！
ショウ
もう会うことは ないかも知れない。
さよならだ、エイジ。
エイジ
待ってくれ！
待ってくれ、兄さ〜んっ！
・・・くそっ、今の俺には追えない。
兄さんの のこしたことばが、
なにを意味しているのか、
兄さんがどこへ行こうとしているのか、
その答えをみちびき出せない
今のオレに
兄さんの背中を 追うことはできない。
その答えをみちびき出すためにも、
オレは冒険をつづける！
兄さんに追いついて、追いこすために。
オレの冒険はこれで終わりじゃないぜ！
オレは たちどまりはしない。
これがはじまりなのさ！
敗北
ショウ
エイジ・・・。
人が生きて行くには、強さが必要なのだ。
エイジ
兄さん・・・。
vsクピードー
試合前
クピードー
ブザマなものだな、心の弱い人間は。
エイジ
だれだ、おまえは？
用がないなら オレにかまわないでくれ！
クピードー
きさまが あの者の弟とは。
信じられない。
あまりにもその心、弱すぎる。
エイジ
なんとでも いってくれ！
オレは 兄さんの背中すら
追えない男なんだからな！
クピードー
運命の糸をつむぎ、
そして 斬るのが 私のやくめ。
人はひとりで生きて行かなければならない
強さが必要だ。
その強さのない者は、これから先、
運命に もてあそばれるのみ。
エイジ
なんだって？
だれなんだ、おまえは！
なぜ おまえが兄さんと おなじことを？
クピードー
弱き心のままでは つらかろう。
それが きさまの運命ならば、
つむがれた その運命の糸、
私が斬ってさしあげよう。
勝利
エイジ
なぜだ！ なぜ本気で戦わない！
クピードー
その瞳の かがやき、
あの男と おなじ光を放っている。
ならば、今は死ぬ時ではない。
きさまにはこれから先、
やらねばならぬことが あるはずだ。
エイジ
やらなければ ならないこと？
なんだ それは！
クピードー
いずれその時は おとずれる。
その時 きさまは、
とてつもない かなしみに出会うだろう。
それは人がせおうには
あまりにも大きすぎる かなしみ・・・。
その時、すべての おもいはあつまり、
きさまは ひとつの答えを
みちびき出すだろう。
エイジ
えっ？ ちょっと待ってくれ！
教えてくれ、どういうことなんだ！
クピードー
これが終わりではない。
これが はじまりなのだ。
エイジ
ちょっと待ってくれ、行かないでくれ！
聞きたいことがあるんだよぉっ！
・・・行っちまった。
だけど、なにか ふっきれた感じがする。
兄さんの のこしたあのことばの中に、
オレの 追いもとめている答えがあるに
ちがいないんだ。
兄さんが なにをもとめているのか、
どこへ行こうとしているのか、
そして、なぜさっきのあいつとおなじ
かなしい瞳をしていたのか・・・。
・・・兄さん！
オレの冒険は これで終わりじゃないぜ！
兄さんに追いつき 追いこすためにも、
オレは たちどまりはしない。
これからが 本当のはじまりなのさ！
敗北
クピードー
おろかなる者よ・・・。
その弱さ、
おのれの運命の糸 そのものだな。
エイジ
兄さん！
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